一般社団法人 日本緩和医療薬学会

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日本緩和医療薬学会認定 緩和薬物療法認定薬剤師 2024年度(第15回)認定試験要項

緩和薬物療法認定薬剤師 認定制度のご案内

2024年6月

学会員各位

一般社団法人 日本緩和医療薬学会
代表理事  成田 年
認定薬剤師制度委員会 委員長 吉澤 一巳

拝啓 時下、皆様におかれましては益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。
さて、日本緩和医療薬学会では、2009年度より、緩和医療に携わる職種の方々の緩和薬物療法に関する知識と技術の向上、並びにがん医療の均てん化に対応できる人材の育成を目指して、緩和薬物療法に貢献できる知識・技能・態度を有する薬剤師を「緩和薬物療法認定薬剤師」として認定しています。
この度、2024年度(第15回)緩和薬物療法認定薬剤師認定試験および申請の受付を下記の要領にて実施することといたしましたので、ご案内申し上げます。なお、本年度より本認定試験申請期間を10月から9月へ変更いたします。緩和薬物療法に関わる多くの会員の皆様からの応募をお待ちしております。

敬具

募集要項

1.申請資格

緩和薬物療法認定薬剤師認定試験を受験する者は、次の各項の条件をすべて満たす必要がある。

  1. 日本国の薬剤師免許を有し、薬剤師として優れた見識を備えていること。
  2. 申請時において、薬剤師としての実務歴を5年以上有する本学会の会員であり、締め切り期日までに当該年度までの年会費を完納していること。
  3. 申請時において、下記のいずれか一つ以上の資格を有していること。
    ・日病薬病院薬学認定薬剤師
    ・日本薬剤師研修センター研修認定薬剤師
    ・日本医療薬学会医療薬学専門薬剤師
    ・薬剤師認定制度認証機構により認証された生涯研修認定制度による認定薬剤師
  4. 申請時において、引き続いて3年以上、緩和ケアチームまたは緩和ケア病棟を有している病院、診療所等のいずれかの施設において緩和医療に従事している薬剤師であること(所属長の証明が必要)、あるいは申請時において、引き続いて3年以上、麻薬小売業者免許を取得し、かつ、がん診療を行っている在宅療養支援診療所等の医療機関と連携する保険薬局等に勤務し、緩和医療に従事していること(依頼する医師および薬局開設者の証明が必要)。
  5. 申請時6年以内で、かつ、本会会員として認定対象となる講習等を所定の単位(計100単位、毎年20単位[2020年除く])以上履修していること。申請時6年以内に、(がん)疼痛緩和のための医療用麻薬適正使用推進講習会(厚生労働省、麻薬・覚せい剤乱用防止センター等主催)に1回以上参加していること。
  6. 薬剤師として実務に従事している期間中に、本学会年会あるいは別に規定する学術集会において緩和医療領域に関する学会発表(一般演題)を2回以上(少なくとも1回は発表者)行っていること。
  7. 病院等に勤務する薬剤師は、緩和医療領域の薬剤管理指導の実績について、本学会所定の様式に従い30症例提示できること。保険薬局に勤務する薬剤師は、緩和医療領域の服薬指導等の実績について、本学会所定の様式に従い15症例提示できること。2018年10月1日~2024年9月申請時点の、過去6年以内のものに限る。なお、提示された症例について疑義が生じた場合は申請者に詳細を問い合わせることがあります。
  8. 所属長(病院長あるいは施設長等)または保険薬局においては開設者の推薦があること。
  9. 上記 ⅰ~ⅷのすべてを満たした者は、本学会が行う緩和薬物療法認定薬剤師認定試験に申請することができる。
【重要】申請条件ⅴにおける所定の単位の注意事項
・単位は本学会入会後に履修したものに限定され、入会年のみ年間20単位を満たさなくても申請可。
・単位は「1月~12月」までの期間を1年間として計算する。
・LMS単位発行のない、疼痛緩和のための医療用麻薬適正使用推進講習会参加履修証明は5単位シールを貼付すること。
・LMS単位発行のない、他学会学術集会WEB開催時の参加単位についてはこちらをご覧ください。

<2024年度申請に関する特例措置>
上記、緑文字の箇所は2024年度申請に関する特例措置や書式の変更箇所、特記事項です。2019年1月1日~2024年9月申請時(6年以内)まで、2020年を除き毎年20単位、合計100単位以上の取得を必要とする。

2.申請書類

申請は全て、会員専用ページにログイン後、 WEB申請システムにて受け付けます。様式は下記よりダウンロードして作成の上、PDF化しアップロードしてください。様式2・様式5は練習用のフォーマットで、実際の申請には不要です。 申請システムマニュアルをご確認の上、申請期限までに「この内容で申請する」ボタンを押し、申請完了通知自動配信メールが届いたか必ず確認してください。 このボタンを押さない限り、申請とみなされません。

様式の一括ダウンロード

  • 申請確認リスト
  • 様式1(表紙・申請書類)
  • 様式2(緩和薬物療法認定薬剤師認定申請書/練習用フォーマット) ※Webシステムへ入力
  • 様式3
    ・様式3-1(緩和医療従事の証明書・病院・診療所薬剤師用)
    ・様式3-2(緩和医療従事の証明書・保険薬局薬剤師用)
  • 様式4[~2020年取得単位用](講習会・教育セミナー・学会等の参加履修証明)
    『単位履修と認定申請について』をご確認の上、2021年~2024年の単位は、LMS発行受講修了証にてご申請ください。
    ※様式内に「過去5年以内に~参加していること」と記載がある場合がありますが、1.申請資格の通りです。様式4ExcelをPDF化した際の最終ページ集計表もアップロードして可。
  • 様式5(緩和医療薬剤管理指導症例報告書/練習用フォーマット)
    ※申請時はExcelフォーマット不使用、Webシステムへ入力
    ・【要確認】薬剤管理指導症例報告書作成のための手引き(PDF)
    ・病院用見本(PDF)
    ・薬局用見本(PDF)
  • 様式6(所属施設長の推薦書)
  • 様式7(学会発表リスト)

その他必要書類

  • 申請条件ⅲの資格を証明する認定書類(写し)
  • 審査料振込票の控え(写し)

マニュアル・関連資料

3.審査料の入金

申請期間になりましたら(申請期間2024年9月1日から9月30日までの1ヶ月のみ)、以下へ審査料10,000円をお振込ください。

【お振込先】郵便局の郵便振替口座
口座名称(漢字) 緩和薬物療法認定薬剤師認定委員会
口座名称(カナ) カンワヤクブツリョウホウニンテイヤクザイシニンテイイインカイ
口座番号 00190-4-282556
審査料 10,000円

※備考欄には必ず①「緩和薬物療法認定薬剤師新規申請」、②会員番号、③氏名、④所属、⑤住所、⑥電話番号を記入してください。
①~⑥のいずれかが欠けて振込された場合、振込が確認できず受験不可となる可能性があります。
※納入した審査料は理由の如何によらず返還しません。振込手数料はご負担ください。
※Web登録システムでの申請時に、審査料のお振込受領証をA4の白紙に貼り付けアップロードしていただきますので、控えを紛失しないようにご注意ください。

4.申請期間

申請期間:2024年9月1日(日)10:00~9月30日(月)17:00(時間厳守)

※9月1日10時以前に申請はできません。締め切り時刻以降は一切受け付けません(審査しません)ので、余裕を持ってご申請ください。

5.書類審査について

申請期間中に申請された方は書類審査を行います。下記の点にご注意ください。

  • 申請書類は正確かつ適切にご記入ください。
  • 誤りの多い記載および正当性が欠ける内容の場合は認定されません。
  • 書類不備のある方、推薦状のない方は受験できません。
  • CBT試験の受験を許可されたにも関わらず、無断で当日欠席された場合、受験許可は無効になります。翌年度以降の受験には新規申請と同様の手続きが必要となります。
  • 審査結果の内容により、10月~11月上旬に書類の確認をさせていただく場合がございます。あらかじめご了承ください。

6.試験料

上記の書類審査に通過された方には、書類通過通知・試験料振込のご案内をお送りします。2024年12月通知予定です。期日までに必ずお振込をお願いいたします。なお、振込手数料はご負担ください。納入した試験料は理由の如何によらず返還しません。理由なく期日までに入金のない方の受験は認められません。

試験料 20,000円
振込期日 2025年1月10日(金)まで(厳守)

7.CBT試験の出題範囲

下記書籍の内容を基準に、選択方式で出題されます(40問)。書籍の情報が古い場合があるため、常に最新情報をご確認ください。
なお、発刊年が古いため「緩和医療薬学問題集」は出題範囲に含みません。
緩和医療薬学(南江堂)改訂第2版
・がん疼痛の薬物療法に関するガイドライン2020年版(※)
・がん患者の治療抵抗性の苦痛と鎮静に関する基本的な考え方の手引き2018年版(※)
・がん患者の呼吸器症状の緩和に関するガイドライン2016年版(※)
・がん患者の消化器症状の緩和に関するガイドライン2017年版(※)
・がん患者におけるせん妄ガイドライン2022年版(日本サイコオンコロジー学会/日本がんサポーティブケア学会,金原出版)
 (※)いずれも、日本緩和医療学会編,金原出版

8.試験日時・方法・会場

試験日時:2025年1月26日(日)13:00~15:00

試験方法:CBT試験 (受験者が各地のテストセンターに足を運び、パソコンの画面に表示される問題を見てマウス等を用いて解答する試験)

画面操作サンプル動画:https://youtu.be/SFZI17TMeSU(音声なし)
 ※操作方法の参考としてください。当日の試験において合否結果は表示されません。

所持品:受験案内、顔写真付き身分証明書

会 場:下記、全国16か所 テストセンター住所・地図はこちら

テストセンター 会員専用ページ連絡先選択に応じた受験者の都道府県
北海道 北海道
宮城県 宮城県、青森県、秋田県、岩手県
福島県 福島県、山形県
新潟県 新潟県
石川県 石川県、富山県
埼玉県 埼玉県、栃木県、群馬県
千葉県 千葉県、茨城県
東京都 東京都
神奈川県 神奈川県、静岡県、山梨県
愛知県 愛知県、長野県、岐阜県、三重県
大阪府 大阪府、京都府、奈良県、滋賀県、和歌山県
兵庫県 兵庫県
広島県 広島県、鳥取県、島根県、岡山県、山口県
香川県 香川県、徳島県、愛媛県、高知県
福岡県 福岡県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県
沖縄県 沖縄県
  • 会員専用ページ(10/1時点)の連絡先選択で所属なら所属、自宅なら自宅の『都道府県』に応じて受験いただくテストセンターを割り振ります。上記表の通りとし、選択不可・指定とさせていただきます。申請済の方で、自身の所在地がリストにない方、やむを得ない理由により上記テストセンターに行くことができない方は、10月7日までに事務局までメールにてご連絡ください。
  • 10月1日までに、会員専用ページへ携帯電話番号をご登録ください。試験当日の受験者緊急連絡先として登録・管理いたします。登録がなければ当日対応しかねますので、ご注意ください。
  • 顔写真付き身分証明書は、「認定CBT試験 受験案内」左上に印字された姓と一致するものを持参ください。
  • 12月中旬に、書類審査合格者へ各種案内文書を郵送いたします。その郵送をもって、受験いただくテストセンターを確定といたします。郵送した「認定CBT試験 受験案内」へ記載の試験場所以外では受験できません。

9.合格発表

  • 認定の有無を問わず、2025年2月下旬~3月初旬に郵送にて結果を通知します。また、結果通知と同時期にホームページにて合格者の氏名を公表します。認定者には後日、別途認定証を郵送します。認定期間は5年間です。
  • 認定者はホームページ上の合格者リストに氏名、認定薬剤師名簿に、都道府県名、氏名、所属機関名、認定年度を掲載させていただきます。あらかじめご承諾ください。

10.その他

  • ご不明な点がある場合は、まずは「認定Q&A」のページをご覧ください。
  • 受験等でご質問のある方は、学会事務局:までメールでお問い合わせください。お電話では受け付けておりませんのでご注意ください。
    なお、頂戴しましたご質問は、事務局から認定薬剤師制度委員会へ転送され、回答いたします。回答にはお時間をいただく場合もございますので、ご不明点がある場合は早めにメールにてご質問ください。特に、申請締め切り間際には質問が集中することが予想されますので、余裕をもってご質問ください。
  • 資格は当会会員の資格を失った時点で失効します。このたび合格されても、学会を退会された場合には、効力をもたなくなります。
  • 合格後5年ごとの更新が必要です。認定期間満期の約1年前に、更新のご案内を事務局より送付します(住所不明、その他の理由により更新案内が届かず更新申請が行われない場合も、資格が失効します。住所等の変更は、会員専用ホームページから会員の情報をすみやかに更新してください。更新ができない場合は、事務局までメールやファックスでご連絡ください)。
  • 本資格の英語名称は下記の通りです。
    Board Certified Pharmacist in Palliative Pharmacy (BCPPP)

再受験要項(対象:2023年度の認定試験で不合格となった方)

2023年度第14回の受験で、書類審査は通過したが試験にて不合格であった方は、今回の出願に限り症例報告および学会発表書類なしで申請可能です。様式4・単位については、2023年11月1日~2024年9月申請時点までで20単位の申請が必要です。

再受験を希望される方は、WEBシステムからの申請はできません。以下の書類に必要事項を入力後PDF化し、申請期間中に学会事務局:jpps@a-youme.jpあてにメールにてお送りください。※メール申請後、5営業日以内に受取の連絡をお送りします。メールが到着しない場合、必ずお問合せください。

必要書類

その他必要書類

  • 取得する認定薬剤師認定証の写し(様式2にページ統合すること)
  • 審査料振込票の控え(PDF1ページにて写しを提出のこと)

注意事項

  • 「2.申請書類」以外の内容は、全て新規申請の内容に準じます。審査料の振り込み、申請期間については「3.審査料の入金」「4.申請期間」の項目をご参照ください。
  • 再受験による症例報告・発表免除等は、次年度のみです。書類審査で不合格となった場合は、再受験の対象にはなりません。新規受験と同様の申請が必要です。
  • 2023年度に認定試験を欠席し、受験されなかった方は本項目の対象外です。
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