一般社団法人 日本緩和医療薬学会

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地域緩和ケアネットワーク研修

地域緩和ケアネットワーク研修について

2023年6月
一般社団法人 日本緩和医療薬学会
代表理事 成田 年 
副代表理事・地域連携委員会委員長 小林 篤史

拝啓 皆様におかれましては益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。
 我が国は少子高齢化社会と多死化社会の二つの側面を抱えながら歩んでおり、昨今では新型コロナウイルス感染症より、これまで想定されてきた地域医療構想は新しい地域共生社会の体制構築に向かって進んでいるように思います。このような社会において、より地域医療の質の向上に薬剤師が関わることが期待されていると感じております。
 そのような背景の中、本学会は「社会に貢献する価値のある学会運営」を行うことを使命とし、実際の運営としては、
 1.緩和医療薬学・がん支持療法のエビデンス構築と情報発信
 2.鎮痛の意義の提唱ならびに医療用麻薬を含む鎮痛薬の普及啓発活動
 3.緩和医療に従事する薬剤師の教育体制の強化
上記を3本柱として事業を進めていますが、これからは地域医療の発展が必須となるため、地域で活動する薬局薬剤師と病院薬剤師との連携が喫緊の課題と考えています。つまり、そのためには、その地域で活動する薬局薬剤師の育成が不可欠と考え、2021年度に地域連携委員会が発足しました。
 そして今回、本委員会で検討を重ね「地域緩和ケアネットワーク研修~患者さんのためのシームレスな地域連携へ向けた薬局薬剤師の病院研修~」を開始する運びとなりました。本研修は、入院と在宅における薬物療法の“架け橋”として薬局薬剤師の皆様に緩和医療に対する理解を深めて頂く研修となっています。
 本研修は、緩和医療の知識や技術に加え、地域連携のスキルを身につけて頂くことで、患者さまの入退院時に病院の薬剤師や多職種と連携し、継続的な薬物療法が実践できる薬局薬剤師を養成することを目指しております。
 なお、研修を実施する病院は、当学会の緩和医療専門薬剤師、そして緩和医療暫定指導薬剤師の在籍する病院を中心に開催していく予定です。
 下記要領にて研修施設として病院薬剤師の皆様のご協力をお願いさせて頂くとともに、在宅緩和ケアに関わる多くの会員・非会員の薬局薬剤師の皆様からの研修参加のご応募をお待ちしております。

敬具

地域緩和ケアネットワーク研修 募集要項

参考資料(PDFファイル)

 

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