一般社団法人 日本緩和医療薬学会

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緩和医療専門薬剤師 2026年度(第1回)更新要項

2025年11月

学会員各位

一般社団法人 日本緩和医療薬学会
 理事長  成田  年
専門薬剤師制度委員会委員長  髙瀬 久光

皆様におかれましては益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。
2021年度に本資格認定を取得された皆様は、認定期間が2027年3月31日までとなっており、2026年度中に更新していただく必要があります。
2026年度(第1回)緩和医療専門薬剤師 更新申請の受付を下記の要領にて実施いたしますので、ご案内申し上げます。

更新要項

日本緩和医療薬学会 緩和医療専門薬剤師の更新を申請する者は、更新申請時点において以下の各項の条件をすべて満たす必要がある。

  1. 認定期間中継続して本学会の会員であり、当該年度までの年会費を完納していること。
  2. 申請時において、下記のいずれか一つ以上の資格を有していること。
    ・日病薬病院薬学認定薬剤師
    ・日本薬剤師研修センター研修認定薬剤師
    ・日本医療薬学会医療薬学専門薬剤師
    ・薬剤師認定制度認証機構により認証された生涯研修認定制度による認定薬剤師
  3. 認定期間内に、緩和医療専門薬剤師として3年間以上の緩和医療領域の臨床業務に従事していること。
  4. 認定期間内に、本学会が認定する緩和医療領域の講習会を100単位以上履修していること。毎年10単位以上を履修し、本学会年会に2回以上ならびに疼痛緩和のための医療用麻薬適正使用推進講習会に1回以上参加していること。
  5. 認定期間内に、全国規模の学会あるいは国際学会において、緩和医療領域に関する筆頭発表が1回以上であること。
  6. 認定期間内に、複数査読制のある国際的あるいは国内学術雑誌に掲載された緩和医療に関する学術論文(筆頭著者問わず)を1報以上含むこと。
  7. 認定期間内に、緩和医療領域の薬剤管理指導の実績について、本学会所定の様式に従い別に定める複数領域で10症例を提示できること。なお、提示された症例について疑義が生じた場合は申請者に詳細を問い合わせることがある。その際、AIによる複写など不適切な行為が確認された場合には、理事会の判断を経て、適切な対応が取られることがある。

上記 1~7のすべてを満たした者は、本学会が行う緩和医療専門薬剤師の更新申請をすることができる。

更新要項に関わる補則と注意事項

  • 症例の要件
    ・認定期間内に入退院した症例とする。
    ・症例報告書は、異なる患者10症例について作成すること。
    ・各症例では、7項目『疼痛、疼痛以外の身体症状、精神症状、せん妄、鎮静、家族ケア、スピリチュアルケア』のうち、少なくとも1項目を含むこと。なお、1症例の中に複数の項目を含むことは差し支えない。
    ・症状緩和については、“悪心・嘔吐、食欲不振・悪液質、がん関連倦怠感、便秘、呼吸困難、咳嗽、気道分泌過多、高カルシウム血症、不眠、不安”に対する報告を行うことが望ましい。
    ・疼痛については、異なる成分もしくは剤形のオピオイド鎮痛薬を複数含むこと。なお、1症例の中に複数の項目を含むことは差し支えない。
    ・症例はエピソードごとに簡潔に記載すること。
    ・複数薬剤師が勤務する施設において、当該患者の指導などに複数の薬剤師が対応した場合、日本緩和医療薬学会への報告書の作成は当該患者を担当した、主たる薬剤師が行うこと。同一患者の症例を、同一期間の複数の薬剤師が報告することは認められない。
    ・報告症例が捏造や虚偽に基づくものや、他者文献からの引用であることが判明した場合は、専門薬剤師制度委員会を通じて日本緩和医療薬学会理事会で協議の上、報告者に対して相応の処分が行われる。
  • 要項4における所定の単位の注意事項
    ・単位は「1月~12月」までの期間を1年間として計算する。
    ・取得単位は認定薬剤師更新時に使用した単位と重複しても良い。認定薬剤師更新の際に使用する様式4をそのまま使用・申請可能とする。
  • 要項5および6における注意事項
    ・学会発表の内容について、がん化学療法における副作用の介入や、がん化学療法の症状緩和は緩和医療領域と認める。
    ・副作用発生率等の調査は緩和医療領域と認めない。

1.申請方法及び申請書類

申請は全て、会員専用ページにログイン後、WEB申請システムにて受け付けます。様式は下記よりダウンロードして作成の上、PDF化しアップロードしてください。

  • 様式1:更新申請書類
  • 様式2:緩和医療専門薬剤師認定申請書(システムに直接入力)
  • 様式3:緩和医療領域の臨床業務に従事していることの証明書〈所属長の証明書〉
  • 様式4:年会参加等の履修証明〈100単位の証明〉
    『認定単位ページ』をご確認の上、各年ごとのLMS発行受講修了証を統合しご申請ください。
  • 様式5:症例報告(システムに直接入力)
    (要確認)症例報告書作成のための手引き
  • 様式6:緩和医療領域における学会発表および論文リスト
  • その他書類1:審査料金振り込みの証明
  • その他書類2:認定機関からの認定証(例:日病薬病院薬学認定)
  • その他書類3:更新申請確認リスト

マニュアル・関連資料

  • 申請システムマニュアル(PDF) ※後日掲載

2.審査料の入金

申請期間内に振り込みを完了し、振り込み証明をシステムにアップロードしてください。納入した審査料は理由の如何によらず返還しません。振込手数料はご負担ください。

【お振込先】郵便局の郵便振替口座

口座名称(漢字) 緩和薬物療法認定薬剤師認定委員会
口座名称(カナ) カンワヤクブツリョウホウニンテイヤクザイシニンテイイインカイ
口座番号 00190-4-282556
審査料 20,000円

・備考欄には必ず①緩和医療専門薬剤師更新申請、②会員番号、③氏名、④所属、⑤住所、⑥電話番号を記入してください。①~⑥のいずれかが欠けて振込された場合、振込が確認できず受験不可となる可能性があります。

3.申請期間

申請期間以前には申請できません。締め切り時刻以降は一切受け付けません(審査しません)ので、余裕を持ってご申請ください。

申請期間:2026年11月1日(日)10:00 ~ 11月30日(月)17:00(時間厳守)

4.更新審査について

更新申請期間中に申請された方について書類審査を行います。下記の点にご注意ください。

  • 申請書類は正確かつ適切にご記載ください。誤りの多い記載や正当性に欠ける内容の場合は認定されません。
  • 審査結果によって、2026年12月~2027年1月に申請書類確認のご連絡をする場合があります。審査結果通知まで必ずメールをご確認ください。

5.審査結果通知

  • 認定の有無を問わず、2027年2月末頃郵送にて結果を通知します。認定者には後日、別途認定証を郵送します。
  • 認定者はホームページ上の認定薬剤師名簿に、都道府県名、氏名、所属機関名、認定(更新)年度を掲載しております。あらかじめご了承ください。

6.その他

  • ご質問のある方は、学会事務局:までメールでお問い合わせください。お電話では受け付けておりません。なお、いただいたご質問は、事務局から専門薬剤師制度委員会へ転送され、回答いたします。回答にはお時間をいただく場合もございますので、ご不明点がある場合は早めにメールください。特に、申請締め切り間際には質問が集中することが予想されますので、余裕をもってご質問ください。
  • 資格は当学会会員の資格を失った時点で失効します。このたび合格されても、学会を退会された場合は失効します。
  • 合格後5年ごとの更新が必要です。認定期間満期の約1年前に、更新のご案内を事務局より送付します。住所不明、その他の理由により更新案内が届かず更新申請が行われない場合も、資格が失効します。住所等の変更は、会員専用ホームページから会員の情報を速やかに更新してください。

更新申請保留の手続き

正当な理由により更新申請の1年間保留を希望する場合は、更新申請の保留申請が可能です。申請された更新申請保留は専門薬剤師制度委員会で審査します。理由等によっては保留が認められない場合もありますこと、ご留意ください。保留期間は、最長3年までで、連続して保留する場合も毎年申請を行う必要があります。 単位取得忘れ等自身の過失による保留申請は認められません。

申請期間

以下の通り、通常の更新申請期間に準じます。保留が認められた方は、1月中に「保留認定証明書」を郵送します。次回更新申請時に必要になりますので、大切に保管してください。
申請期間:2026 年11月1日(日)10:00~11月30 日(月)17:00(期限厳守)

申請書類

更新保留 様式1(表紙)
更新保留 様式2(緩和医療専門薬剤師更新保留申請書)

申請方法

更新保留申請を希望される方は、WEBシステムからの申請はできません。 申請書類に必要事項を入力後PDF化し、学会事務局: あてにメールにてお送りください。 メール申請後、5営業日以内に受取の連絡をお送りします。メールが到着しない場合、必ずお問合せください。