一般社団法人 日本緩和医療薬学会認定 緩和医療暫定指導薬剤師 2020年度(第1回)認定試験要項
緩和医療暫定指導薬剤師 認定制度のご案内
2020年2月
学会員各位
一般社団法人 日本緩和医療薬学会
代表理事 塩川 満
専門・認定制度委員会委員長 岡本 禎晃
拝啓 時候、皆様におかれましては益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。
さて、日本緩和医療薬学会(本会)は、緩和医療専門薬剤師制度を発足するにあたり、緩和医療暫定薬剤師(暫定指導薬剤師)および、研修施設を募集します。暫定指導薬剤師は、研修施設において緩和医療専門薬剤師(専門薬剤師)を目指す緩和薬物療法認定薬剤師を指導することを任務とします。制度発足当初は研修施設において5年間の研修実績を遡ることができます。また、暫定指導薬剤師が専門薬剤師に応募することもできます。
2020年度(第1回)緩和医療暫定指導薬剤師申請の受付を下記の要領にて実施することといたしましたので、ご案内申し上げます。緩和薬物療法に関わる多くの会員の皆様からの応募をお待ちしております。
敬具
今回の募集は2020年3月時点で1回以上緩和薬物療法認定薬剤師の資格の更新が完了し、既に「更新後の認定期間」となっている方が対象となります。2019年度に「初回」の更新申請を行い、2020年4月1日から更新後の認定期間となる方は、今回の申請対象外ですのでご注意ください。
募集要項
1.申請資格
緩和医療暫定指導薬剤師を申請する者は、次の各項の条件をすべて満たす必要がある。
- 申請時5年間継続して本学会の会員であり、締め切り期日までに当該年度までの年会費を完納していること。
- 申請時直近5年間に、自施設あるいは地域・学会等において指導的役割を果たしてきたこと。
- 申請時直近5年間に本学会緩和薬物療法認定薬剤師として合計3年間以上の緩和医療領域の臨床業務に従事していること。
- 申請時までに1回以上緩和薬物療法認定薬剤師の資格を更新し、申請時において緩和薬物療法認定薬剤師の資格を有していること。(初回の更新年度には申請できない)
- 別表1に定めるポイントが申請時5年間で50ポイント以上あること。
- 所属長等の推薦があること。
上記(1)~(6)のすべてを満たした者は本学会が行う緩和医療暫定指導薬剤師認定の申請ができることとする。
<ご注意ください>
締切1週間以内にご相談をいただきますと、
すぐにお返事ができない場合がございます。
ご質問がある場合は、必ず余裕をもってメールにてお問合せください。
【重要】申請条件(5)における別表1
※ポイントは「1月~12月」までの期間を1年間として計算する。
2020年度申請の場合は2015年1月~2019年12月までの5年間を対象とする。
なお、年会の参加については認定薬剤師更新時に使用する単位と重複しても良いものとする。
【重要なお知らせ・訂正】
2月末に申請対象者に郵送いたしました募集要項の上記ポイント対象期間に誤りがありました。正しくは上記下線の通りです。
■年会関連 | 参加(1日につき) | 発表 | 共同演者 | 提出書類 |
---|---|---|---|---|
本学会年会*1 | 4 | 5 | 2 | 参加:参加証*2 発表:抄録のコピー*3 |
■論文関連 | 筆頭演者 および責任著者 |
共著 | ||
緩和医療に関する国際誌の論文 | 20 | 5 | 掲載誌のコピー*4 | |
日本緩和医療薬学雑誌 | 15 | 3 | ||
その他の緩和医療に関する邦文雑誌 | 10 | 3 | ||
■査読関連 | 査読(1回につき) | |||
日本緩和医療薬学雑誌の査読 | 5 | 本人の申告に基づき委員会で確認 | ||
■教育関連*5 | 研修会の企画 | 研修会の講師 | ||
院内および地域における指導 | 2 | 3 | 案内状など関わりのわかるもの |
- 年会に参加し、なおかつ発表した場合、参加および発表の両方のポイント取得が可能です。年会発表は一般演題とする。
- 参加証は、氏名部分・押印部分の両方が確認できるPDFをご用意ください。
- 抄録のコピーは「目次」「演題名」のみではなく内容が確認できる部分をご用意ください。
- 掲載誌のコピーは、実際に発刊された書籍のコピーの全文をご用意ください。Wordなどの原稿でのご用意は不可です。
- 研修会を企画し、なおかつ講師を担当した場合は、両方のポイント取得が可能です。
- 学会発表や論文は申請者の代表的なもので、ポイント達成に必要最小限にしてください。
2.申請書類
申請はすべてホームページ上からのWeb登録システムで行います。
様式2は練習用のフォーマットです。
それ以外の書類はPDFにしてアップロードしていただきます。
【様式】様式の一括ダウンロード
・申請確認リスト※【その他】(2)料金振込みについての確認欄を削除(2020.3.3)
・様式1(表紙)
・様式2(緩和医療暫定指導薬剤師認定申請書/練習用フォーマット ※Webシステムへ入力
・様式3(緩和ケア従事の証明書)
・様式4(ポイント集計表)
・様式5(所属施設長の推薦書)※書式内文言を一部変更(2020.3.13)、既にアップロード済の方は旧様式で可。
【その他必要書類】
・緩和薬物療法認定薬剤師の認定証
【申請システムマニュアル(PDFファイル)】
・申請にあたり、事前にご確認ください。
3.申請期間
申請期間:2020年3月1日(日)10:00~3月31日(火)17:00(時間厳守)
※3月1日10時以前に申請はできません。
締め切り時刻以降は一切受け付けません(審査しません)ので、余裕を持って申請いただきますよう、お願いします。
4.書類審査について
申請期間中に申請された方は書類審査を行います。下記の点にご注意ください。
・申請書類は正確かつ適切にご記入ください。
・誤りの多い記載および正当性が欠ける内容の場合は認定されません。
・書類不備のある方、推薦状のない方は申請できません。
・審査結果の内容により、書類の確認をさせていただく場合がございます。あらかじめご了承ください。
5.審査結果通知
- 認定の有無を問わず郵送にて結果を通知します(5月下旬)。認定者には後日、別途認定証を郵送します。
- 認定者はホームページ上の緩和医療暫定指導薬剤師リストに都道府県名、氏名、所属機関名、認定年度を掲載させていただきます。あらかじめご承諾ください。
6.その他
- 本認定制度においては審査料・認定料などの費用は発生致しません。
- ご質問のある方は、学会事務局:までメールでお問い合わせください。お電話では受け付けておりませんのでご注意ください。なお、頂戴しましたご質問は、事務局から専門・認定制度委員会へ転送され、回答いたします。回答にはお時間をいただく場合もございますので、ご不明点がある場合は早めにメールにてご質問ください。特に、申請締め切り間際には質問が集中することが予想されますので、余裕をもってご質問ください。
- 資格は当学会会員の資格を失った時点で失効します。このたび合格されても、学会を退会された場合には、効力をもたなくなります。
- 本制度の審査結果は5月下旬頃に郵送しますが、認定開始は結果到着日より遡り、申請年の4月1日から開始となります(なお2020年度第1回は3月1日から開始となります)。
- 本資格の認定期間は最長10年間であり、更新はありません。本制度の認定は、認定年度に関わらず、2030年3月31日までの認定期間となります。認定開始時期により認定期間が異なりますのでご注意ください。
- 本資格の申請は2020年より5年間のみ実施し、2024年の受付が最終となります。