一般社団法人 日本緩和医療薬学会 優秀論文賞
日本緩和医療薬学会では、毎年、前年の「日本緩和医療薬学雑誌」に掲載された原著論文および短報(症例報告含む)の中から特に優れたものを選考し、年会の場で受賞講演と表彰を行っております。選考規定ならびに選考方法は以下のとおりです。「日本緩和医療薬学雑誌」への積極的なご投稿を願い申し上げます。
選考規定
- 本賞は、緩和医療薬学の分野における研究において優れた業績を上げた者を表彰することにより、 緩和医療の振興と奨励を図ることを目的とする。
- 本賞は「一般社団法人日本緩和医療薬学会優秀論文賞」と称する。
- 本賞の選考対象は、該当年刊行の「日本緩和医療薬学雑誌」に発表された原著論文および短報(症例報告含む)とし、受賞者はその筆頭著者とする。選考対象となる原著論文および短報の筆頭著者は、日本緩和医療薬学会(以下、本学会とする)の一般会員、学生会員ならびに支援会員に限る。
- 本賞の選考のために選考委員会を設ける。
- 本賞の選考委員会は、次の委員で組織する
- 選考委員長 1名
選考委員長は、本学会編集委員会委員より選出する。
- 選考委員 4名
選考委員は、内部委員として本学会編集委員会委員より2名を、外部委員として本学会編集委員会に所属していない学会員より2名を選出する。
- 本賞の選考基準及び選考方法は別に定める。
- 本賞の受賞者の氏名・所属と受賞論文の題目を、「日本緩和医療薬学雑誌」に掲載する。
- 本賞は該当年の翌年の日本緩和医療薬学会年会で表彰し、受賞者には表彰盾と副賞を授与する。受賞者は年会にて受賞講演を行う。
附則
- 本規定は、平成22年4月1日から施行する。
- 令和6年1月25日改定
以上
受賞者一覧(所属は受賞時)
第15回(2024年)
原著論文 |
氏 名 |
所属(受賞時) |
論文題目 |
世古口 拓也 |
伊勢赤十字病院 薬剤部 |
オピオイド誘発性便秘症患者におけるナルデメジンの便秘改善効果 |
短報 |
杉原 弘記 |
尾道市立市民病院 |
早朝から起床時に増悪する疼痛にクロナゼパム錠が奏効した1症例 |
第14回(2023年)
氏 名 |
所属(受賞時) |
論文題目 |
西澤 庸介 |
山口大学医学部附属病院薬剤部 |
がんおよびがん治療による神経障害性疼痛に対するデュロキセチンの効果発現時期の検討 |
第13回(2022年)
氏 名 |
所属(受賞時) |
論文題目 |
竹村 佳記 |
富山大学医学部 |
Pharmacological Analysis of Hydromorphone Acting as a β-Arrestin-Nonpreferred Strong μ-Opioid Receptor Ligand |
田中 育子 |
市立芦屋病院薬剤科 |
Are Corticosteroids Useful for End-stage Cancer Patients? A Retrospective Chart Review in the Palliative Care Unit |
第12回(2021年)
氏 名 |
所属(受賞時) |
論文題目 |
宮本 朋佳 |
社会医療法人生長会府中病院薬剤部 |
Use of Transdermal Fentanyl and Elevated Gamma-glutamyl Transpeptidase Levels Are Associated with Increased Total Daily Dose of Opioid |
第11回(2020年)
氏 名 |
所属(受賞時) |
論文題目 |
中川 左理 |
神戸学院大学薬学部 |
薬剤師の緩和ケアチーム活動におけるアウトカム評価 |
第10回(2019年)
氏 名 |
所属(受賞時) |
論文題目 |
横山 郁子 |
神戸薬科大学薬学臨床教育・研究センター |
中学生に対するがん教育の実施および生徒の意識変化 |
田口 真穂 |
横浜薬科大学薬学部実務実習センター |
処方改良 Mohs ペーストの保存安定性評価 |
第9回(2018年)
氏 名 |
所属(受賞時) |
論文題目 |
永瀬 怜司 |
済生会横浜市東部病院薬剤部 |
カルボプラチン含有レジメンにおけるフラッシュ時の血管痛に対するブドウ糖液の有用性 |
土屋 裕伴 |
上尾中央総合病院薬剤部 |
緩和ケア病棟に病棟専任薬剤師が常駐する有用性と医療経済効果 |
第8回(2017年)
氏 名 |
所属(受賞時) |
論文題目 |
小畑友紀雄 |
神戸学院大学薬学部臨床薬学研究室 |
ホスピス緩和ケア業務に従事する薬剤師に対するターミナルケア態度尺度を用いた意識調査 |
佐藤 淳也 |
岩手医科大学附属病院薬剤部/岩手医科大学薬学部臨床薬剤学講座 |
モーズペーストの利便性改善に向けた研究~基剤変更が組織深達度に及ぼす影響~ |
第7回(2016年)
氏 名 |
所属(受賞時) |
論文題目 |
西須 大徳 |
慶応大学医学部・医学研究科 |
Neuropathic Pain-Like Stimuli Change the Expression of Ribosomal Proteins in the Amygdala:Genome-Wide Search for a “Pain-Associated Anxiety-Related Factor” |
沖﨑 歩 |
国立がん研究センター東病院薬剤部 |
緩和ケア外来受診がん患者の抱える薬物治療の問題点と薬剤師の役割 |
第6回(2015年)
氏 名 |
所属(受賞時) |
論文題目 |
受賞者なし |
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第5回(2014年)
氏 名 |
所属(受賞時) |
論文題目 |
高瀬 久光 |
北陸大学薬学部臨床薬学教育センター |
Irsogladine Maleate Reduces Radiotherapy or Chemoradiotherapy Oral Mucositis in Patients with Head and Neck Cancer |
第4回(2013年)
氏 名 |
所属(受賞時) |
論文題目 |
柴田 賢三 |
藤田保健衛生大学七栗サナトリウム医療技術部 |
医療用麻薬投与中の終末期がん患者におけるGlutamine-Fiber-Oligosaccharide(GFO)投与の効果に関する臨床研究 |
第3回(2012年)
氏 名 |
所属(受賞時) |
論文題目 |
受賞者なし |
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第2回(2011年)
氏 名 |
所属(受賞時) |
論文題目 |
岸 里奈 |
名古屋大学医学部附属病院薬剤部 |
肺がん患者におけるオピオイドによる副作用の増悪因子の探索 |
田辺 公一 |
富山県済生会高岡病院薬剤部 |
在宅緩和ケアにおいて利用可能な消化器症状に対するオクトレオチド効果判定法の検討 |
第1回(2010年)
氏 名 |
所属(受賞時) |
論文題目 |
塩川 満 |
聖路加国際病院薬剤部 |
モルヒネの副作用対策における新規抗精神病薬アリピプラゾールの有用性 |
佐藤 淳也 |
岩手医科大学附属病院薬剤部 |
携帯型インフューザーポンプを使用したフルルビプロフェンアキセチル(ロピオンR静注)持続流出の精度調査 |