一般社団法人 日本緩和医療薬学会

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「経口摂取困難な終末期がん患者の在宅診療への移行における薬物治療の現状および問 題点に関する実態調査」の お願い

2024年8月
日本緩和医療薬学会
          研究推進委員会委員長 国分 秀也
               研究責任者 鈴木 秀隆

背景・目的

経口摂取困難な終末期がん患者では、内服薬の継続が困難であり他剤形への切り替えが必要となります。

一方で、終末期がん患者の利用が年々増加している在宅緩和診療では、院外処方が可能な製剤の種類は限られており、経口摂取困難な患者に対しては、投与ルートが限定されることで、安定した治療の継続が困難となる場合があります。 実際に、せん妄の治療において、35%の医師が経口摂取困難を理由に投薬を断念したとの報告もあります。

終末期がん患者が抱える症候は、せん妄のみならず多岐に亘りますが、症候横断的な在宅緩和診療における薬物治療の実態調査の報告はありません。そこで、経口摂取困難ながん患者の在宅緩和診療における薬物治療の症候横断的な実態調査によって、新たな剤形の開発が急務な薬剤や求められる剤形等の潜在的なニーズを明らかにすることで、治療法や薬剤開発の基盤的情報を提供できると考えています。

在宅緩和診療のご経験の有無に関わらず、多くのご意見をお伺いしたいと考えております。日々ご多忙の中、大変恐縮ではございますが、アンケートへご協力いただければ幸いです。

方法

本調査は日本緩和医療薬学会学会員を対象とし、調査は無記名で個人が特定されない形で実施します。
調査実施期間は、2024年8月20日(火)から9月30日(月)までです。

アンケートにご協力いただくにあたり、以下の内容をご理解ください。

1) このアンケートへの参加は任意です。

2) 本研究成果の発表を行う際には個人の特定がされない形で行われます。また、知的財産権が生じた場合には本学会に帰属します。

3) アンケート調査は、会員宛メール内に記載された専用のwebページにて行います。アンケートの1問目に設けた、調査への協力に同意いただけたか問う質問に対する「はい」の選択をもって、研究参加に同意いただいたことといたします。なお、本アンケートは無記名によるものであるため、アンケート回収後に同意撤回した場合は、該当アンケートを特定することが困難であるため、ご回答を除外できません。

4) 本研究の実施については、国立がん研究センター東病院、湘南医療大学の倫理審査委員会の承認を受けております。

回答方法について

上記をご理解の上、ご協力頂ける場合は、パソコンまたはスマートフォンから、下記URLにアクセス頂き、ご回答をお願い致します。

アンケート回答URL

https://docs.google.com/forms/d/1HyS5BYbcUCwvpj2INMj06gCikfozk8kLeQRp6Cf-ZMM/edit?pli=1

【本件に関するお問合せ先】
日本緩和医療薬学会 研究推進委員会
 研究責任者:鈴木 秀隆
E-mail :(←●は@に変え送信ください)